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住宅ジャーナル2007年5月号
詳細は大連北方国際展覧有限公司HP⇒

4日間で直接取引額80億円、海外バイヤー20ケ国誘致
第12回中国国際建築装飾材料(用品)展示会



中国国際建築総称材料展示会とは?

 遼寧省大連で毎年3月末に開かれる「中国国際建築装飾材料(用品)展示会」は、1993年のスタート以来、東北地区の豊富な森林資源と、ロシア・韓国・日本を間近に臨む通商ルートを背景に年々規模が拡大。現在では会期4日間での直接取引総額5〜6億元(日本円で75億〜90億円相当)、展示会後の取引総額約10億元の中国東北部最大の展示会となっている。
 今年は3月30日(金)から4月2日(月)までの4日間、大連星海会展中心(Dalian Star-Sea Convention& Exhibiton Center)と大連世界博覧広場会場(Dalian World Expo Plaza)にて開催。国内外から延べ6万人余りが訪れた。
展示規模は6万u。中国東北部で開催される全ての展示会の2分の1の規模を誇る。海外からの参加者は約2000人。07年は約400社の企業が出展した。
建築装飾材料展示会では、建材業者・デザイナー・装飾業者・建築関係者などプロの業者を対象としている。出展ブースは、衛生用具、陶器、石材、セメント製品ゾーン、窓・ドア、建具設備及び工事会社ゾーン、塗料・防水材ゾーン、建築金物・電動工具ゾーン、暖房・エアコン・換気・ガス技術及び省エネルギーゾーン、照明器具・インテリア・美化工事及び庭園用品ゾーン、キッチンシステム・キャビネットゾーン、床材ゾーン、管材・バルブゾーンの各分野に分けて幅広く建材・住設商品を紹介。
 主催は大連市人民政府、中国不動産産業協会、中国インテリア装飾協会、中国家具協会、中国工商業連合会五金商会、大連ホーミー・グループ。実施運営に担当は大連北方国際展覧有限公司(Dalian Northern International Exhibition Strategy Co.,Ltd)。

「国際貿易ビジネスマッチ」で海外バイヤーの誘致を図る

 旅順湾を近くに臨む大連は、国際貿易港として知られ、開発特区にはトステム、ノダ、YKK AP、旭硝子、中京刃物などの日系企業約200社の生産工場があり、外資系企業の進出が著しい。こうした地域の特色を踏まえて、大連の展示会では、モンゴル・アジア・日本・韓国など東南アジア一帯への輸出事業の促進を図っており、建材におけるアジア東北部最大級の生産拠点にふさわしい展示会を目指している。
海外のバイヤー誘致には特に力を入れており、「国際貿易ビジネスマッチ」(国際貿易洽談会、Int’l Trade Matching Meeting)では、専用のVIP服務区を設けている。連日午後一時から開かれ、英語・韓国語・日本語の無料通訳付きの商談会を開催。事前にホームページで希望商品を書いて登録すると、出展者の営業マンが訪れ、各国のバイヤーと商談を進める仕組みとなっている。今年は北米・ヨーロッパ(ドイツ・オーストリア)・アフリカ(ガーナー)など20カ国あまりのバイヤーが参加した。特に中国東北部ではロシアと国境を接しているためシベリアから保温材・防水材を買い求めにくるバイヤーが多い。
また、建築装飾材料展示会の別棟では、住宅交易会を同時開催。「大連春季房交会」は、一般市民のための不動産交易会。中古物件の張り出しから、新築マンションまで展示会に縮小モデルを展示。新規入居者を募る。こうした住宅交易会を年3回開いており、大連市民の他、海浜のリゾート地として国内外から入居希望者が集まる。

6月には世界最大級の家具展示会を開催
 
また大連市家具協会と大連北方国際
展覧有限公司が実施・運営する「第12回中国国際家具(輸出)及び木工機械展覧会」は、6月12日(火)から15日(金)までの4日間、大連星海会展中心と大連世界博覧広場で開催予定。
 世界最大の家具輸出国(家具メーカー数は5万社あまり)となった中国にあって、東北地域の豊富な森林資源を背景に木製家具の主要生産拠点として成長をつづけている中国東北地区の拠点、大連市(同市は昨年(2007年)、中国木製家具産業基地になった)。木製家具の有力生産地で毎年開催している専門見本市である。
 前回(2006年)は会場面積6万uに国外62社を含む450社が1,600小間(1万4,400u )を出展、7万8,317人が来場(国外からは3,216人)した。同見本市は創設当初から同時開催してきた中国国際家具部品及び資材展覧会のほか、中国国際オフィス及び学習家具展覧会、中国国際木材及び木製品展覧会を含む複合イベント。会場は各種家具(完成品)を展示する家具ゾーン、家具用部品を紹介する家具資材ゾーン、林業・木材加工用の機械・設備を展示する木工機械及び工具ゾーン、家具製造用資材や付木製家具の生産地、中国・大連で6月12日から木工機械見本市帯帯設備を紹介する木材・木製品ゾーンの4分野にゾーニングする計画。
 出展料金は、三面システムパネル(隣接小間との間仕切り、背面パネル、袖パネル)、社名プレート(1枚)、受付カウンター(1台)、折りたたみイス(2脚)、スポットライト(2灯)、220V/5A(500W)コンセント(1口)を含む標準小間(3m×3m=9u)の場合、1小間あたり2,000USD、スペースのみの場合は1uあたり150USD(最少申込面積は27u)。
 各種見本市に関する情報を集めた同社のウェブサイトは中国語(簡体字)・英語に加えてロシア語と韓国語のページを完備しているだけでなく、海外の見本市としては珍しく日本語版も用意している。www.sinoexhibition.com

『第十二回中国国際建築装飾材料展覧会』――組織委員会
〒116001 中国-大連市中山区同興街25号世界貿易中心25F
Tel:+86‐411‐82538612
Fax:+86‐411‐82538616
http://www.sinoexhibition.com




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